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ウルフルズ10周年5時間ライブ!!〜50曲ぐらい歌いました〜 【スナック菓子 まとめ買い】ポテトチップス コンソメパンチ 1ケース(12個入り) 【マラソ... 奥田民生/OKUDA TAMIO LIVE SONGS OF THE YEARS
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スーサイドブルース 5
「スーサイドブルース」
俺は自殺する人を否定しない。死にたかったら死ねばいい。考えて考えて(切羽詰まった時の考えなんて大した答えなんて出ないんだけどね)、そうすることで今の状況が好転すると思うなら、それはそれでありだ。
自分の命は自分のものだから基本的に自分の好きにしていいと思う。
マイソウルオブマイセルフバイマイセルフフォーマイセルフ☆
でもさ、死んだらダメだよ。矛盾してるけど。


「古谷実のマンガみたいな終わり」

午前4時、家に帰る。
服のまま眠る。


♪チャララララララララ
チャララーラ
チャラーララーララー

ガバッ!!

漂流教室!!

画面!!

「M原」!!

ポチッ!!

「もしもし!!」
「あー…オレ…」
「オレじゃねーよ!お前どこにいたんだよ!!」
「平和公園でよ、寝とった…」
「…あーその手がありましたか…」
「ロープ持ってウロウロしたんだけど、なんかかっこ悪くなってきてさ。」
「俺が探してたの知ってる?」
「嫁から聞いた…あーなんか眠いな。」
「俺のが眠いわ!!!」
「おーすまん。」
2人無言のまましばらく。するとM原から衝撃の一言。
「今日…会社休もうかな?」
「え?」


「なんか疲れちゃってさ。」


「死ね!!!」

おわり
スーサイドブルース | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0)
スーサイドブルース 4
「真夜中のメロディ」

御器所に向かう車の中で、M原の奥さんに電話。あ、ちなみに奥さんの番号もフルに聞いたのね。
留守電になる。聞いたら掛け直してくださいのメッセージを残す。
しばらく走り御器所に着く頃、奥さんから電話がかかってくる。M原のお母さんから奥さんに電話があったらしい。
「あの、向こうのお母さんから、あなた達どういう話したの、って電話かかってきたんだけどなんかあったんですか?」
「あー…M原から電話かかってきてないかな。」
「さっきまで2人で飲んでて、店でてからは電話かかってきてないよ。」
そうか。あいつ奥さんと飲んでたのか。そこであーゆー話になって、店をでた後、俺に電話してきやがったのか。
「あーそうなんだ。いや、多分店でてからすぐあいつ俺に電話してきてさ、今から死ぬつって。」
「はぁ!?」
奥さん、俺も同じリアクションとりました。
「なんでそーゆーことになるの?」
「いや、俺に聞かれても…でそのあと何回も電話してるんだけど、留守電になっちゃうんだよね。」
「あーそう…」
深いタメ息。
「で俺、いま探しに来てんだけど、飲んでたところって御器所の八剣伝で間違いない?」
「え!探してくれてんの?すいません!」
えーと、別にあいつの為じゃないですから。
「御器所を桜山のほうに走ると左側にある八剣伝です。じゃあ今から私も探しに行きます」
「いや、いいよ。俺もブイーと探したら帰るし。」
「でも太田くんに探してもらってんのに、申し訳ないじゃないですか。」
「いやあのね奥さん、思ったより名古屋って広くて、これ2人で探しても見つかんないよ?」
続けて俺は言う。
「妊娠してんでしょ?子供のこと考えて家にいなよ。」
「でも…」
「いやーー!マジでいいから!俺も見つけたら電話するから、奥さんもあいつから電話あったら連絡して。」
奥さんからしぶしぶ了解を得て電話をきる。


「天使の消えた街」

奥さんが言うには八剣伝の駐車場を出て、右に曲がったそうだ。
俺もM原と同じ足取りをたどって御器所付近をうろついてみる。鶴舞公園のまわりを走る。会社の駐車場も、もしやの思いで行ってみるが車は止まっていない。また御器所付近に戻る。
途中、閑静な住宅街の中を流れる川沿いの並木道、その中の一番大きな木にぶら下がるM原を想像して背筋がムズムズする。
俺はフルの言葉を思い出して自分を現実に戻した。

絶対
死なない



つづく
スーサイドブルース | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0)
スーサイドブルース 3
「傘がない」

ベッドのふちに座り、M原に電話を掛け直す。
留守電。
ケータイをベッドに投げ捨てる。
しばらく考えてからケータイを拾いあげ、部屋を移動してヒーターのある和室に行く。ヒーターのスイッチを入れ、ケータイで、ある男の名前を探す。
俺とM原の高校の同級生で、M原の夫婦(めおと)状況を知ってて、でもって、いつも俺に的確なアドヴァイスをくれる男
古川

「あーフル夜遅くにごめんね。」
さっきの電話の内容を話す。フンフン聞いてたフルは最後まで聞くと
「死なんよ。」
ですよね。ですよね。
「いやでもさ、万が一的なね、可能性もないわけじゃないですか。」
「いや!ない!てゆーか寝ていいよ。俺なら探さない。寝る。」
ですよね。ですよね。
「でもさフル、俺いやな意味でテンション上がっちゃって寝れないから、探しに行こうかなと思っちゃったりしちゃってんだけど。」
「いやーー!マジで!?絶対どっかで寝てるよ?絶対死なんて!」
ですよね。ですよね。
と、思いつつも、電話をしながら着替えはじめている自分が悲しい。
「いや、フル、俺さ、やっぱ探しに行くわ。だってあんな電話かかってきて、無視してホントになんかあったときに後悔したくないし、なによりも寝れない俺の為に行く!別にあいつの為じゃない!」
自己中ですか?B型ですから☆
「絶対死なんけどね。まーなんかあったら電話して。」
とゆーフルの言葉が正解のような気がして、なんだか悲しくなったが、俺は車にキーをブッ刺した。

「私立探偵濱マイクもしくは池袋ウェストゲートパーク」

車の中で、フルから聞いておいた「M原の実家」に電話を掛ける。
かなり長いコールの後、いかにも「迷惑なんですけど」とゆー声で女性が出る。多分、母親であろう。この時、時刻は午前1時をまわっていた。俺は高くもなく、低くもないテンションで、

「あ、どーも夜分遅くにすいません。わたくしM原くんの高校からの同級生で、今おなじ会社で働いてます太田という者ですけど。」
「はぁ。」
「それでですね、こんな夜分遅くに電話したのはですね、あ、M原くんまだ帰られてないですよね?ですよね。先程M原くんから僕のほうに電話ありまして。」
「はぁ。」
「なにかね、すごい思い詰めててですね、そんな事は絶対ないと思うんですけどね、今から死ぬって言ってたんですよ。」
「…」
電話の向こうの母親の表情が変わるのがわかる。
「でね、万が一ってこともありますんで、僕いま探してるんですよ。」
「……はい。」
「それでですね、僕見つけたら電話しますんで、お母さんもM原くんから連絡あったら、僕のほうにも連絡もらえます?あ、今メモ出来ますか?」
「いや、いま子機なんで…」
え?「子機なんで」なに?子機だから動けるんじゃねぇの?「子機なんで」って語呂がなんとなく笑えて、思わずニヤリてなる。もしかしてお母さんも、あいつが自殺するなんて全然思ってなくて、こんな夜に電話かけてきやがってコノヤローとか思ってんの?お前なんかに掛けるかバカって。
いや、多分お母さんもパニクってんだ。と思おう。じゃないと1人で先走ってる俺が虚しい。俺は俺を虚しくさせたくない。B型ですから☆
「じゃお母さん僕探してみます。」
「すいませんお願いします。」
電話を切り、とりあえず飲んでたとゆー御器所の八剣伝に向かう。
スーサイドブルース | 02:32 | comments(2) | trackbacks(0)
スーサイドブルース 2
「マーキームーン」

M原は高校からの同級生で、俺とは今一緒の会社で働いていて、去年結婚したばかりの新婚さんだ。が、M原夫妻はM原の両親と同居していて、その親との同居問題やらなんやらで奥さんは実家に帰り、新婚5ヶ月にして只今別居中。離婚の危機ってやつだ。
細かく言うとまだまだ他にも問題があるのだが、まーここでは別居の理由なんてあんまり重要じゃなくて、要はこいつが自分なりに追い詰められ思い詰めてた、ってことだ。

他人からみたら大した問題じゃないじゃんってことでも、本人の不幸に対するキャパシティとか、育ってきた環境による考え方の違いで、人は簡単に追い詰められ、簡単に日常から破滅へのボーダーラインを越えてしまうのだ。自分から。
俺も去年の今頃はそんな感じだった。離婚とか仕事の失敗とかいろんなものを自分の中で消化しようとして、食べ過ぎて消化不良。不幸はお腹じゃなくて心で溶かすから、溶けない不幸に心バーン!はいどーも鬱病になりました♪
でも俺の場合、そんなにひどくなかったって事と、友達の励ましもあり真っ暗闇から見事生還。ウェルカムホーム俺。ただいま俺。

「吐き気がするほどロマンチックだぜ」

0時22分。鳴り続ける漂流教室。一瞬出ようか迷うが

ポチリ

「もしもし?」
「おーう寝とった?」

「いや、寝そうだった。なに?いま仕事帰り?」
「いや、今まで御器所の八剣伝で飲んどってよ、ベロベロだ。」
「マジで?ちゃんと帰れんの?」
「いや、帰れん。てゆーか帰らん。」
「は?」
「嫁さんと話してさ、俺よ、家でて嫁さんと2人で暮らすことにしたんだわ。」
「あーそうなんだ。で親には言ったの?」
「いや、親には言ってない。申し訳なくて言えん。だから今日は家に帰らん。」
「じゃあ俺ん家に泊まりに来いよ。そのまま運転してても危ないし。」
「いや、いいわ。場所わからんし。」
「じゃあ会社まで戻れよ。迎えに行くから。」
「いや、いい。」

オーウ、ワタシノイケンガヒトツモトオリマセン☆
「もうさ、疲れたよ。」
お前はフランダースの犬か!
「まーとりあえず車止めろよ。危ないから。」
「いや、俺はもうさ、長い眠りにつくよ。」




はぁぁぁ!?



「はぁ?」
「ちょうど車にロープもあるしよ、どっかで首吊って死ぬわ。じゃあな。仕事頑張れよ。」
「てゆーかお前今どこにいんだよ!」
って言うか言わないかのタイミングで
「ツー・ツー・ツー……」
まったくドラマじゃないんだから…
俺は外人でもないのにこう呟いた。

「ファック」


つづく
スーサイドブルース | 20:36 | comments(3) | trackbacks(0)
スーサイドブルース 1
スーサイドブルース」は、長くて短い3月の夜に起こった本当の話。
このシリーズの一人称は「僕」ではなく、「俺」にします。そんな気分。



「まだ凡夜」

ポチ。ポチポチポチ。ポチポチポチポチポチポチポチポチポチ。
はい今日のブログ上がり。さあ俺のボーダフォンちゃん、この世界にイッコも役に立たないクソメールをみんなの元に届けておくれ。
ポチ。
画面で紙ヒコーキ飛んでって…
はい送信完了!お疲れ様でしたー♪寝よ。
ベッドに入って眠くなるまでテレビを見る。

「星に願うよりほしのあきに願いたい」

画面ではくりぃむしちゅーが、グラビアアイドルに「告知寝起きドッキリ」とゆー企画をやっていた。アイドルに、あらかじめ寝起きドッキリしますと告知しておいて、くりぃむしちゅーと鈴木紗理奈が部屋に入った時のリアクションを見ようとゆうもの。
ベッドの上で四つん這いになってケツを画面のほうに突き出し鈴木紗理奈に生乳を揉まれるHカップグラビアアイドル。(誰?)
そして体操服で写真集と同じポーズをとるほしのあき。
いやーすげー。ほしのあき素晴らしい。顔。体。リアクション。すべてがエロい。エロすぎる。なんだか知らないけどありがとう。そしてすいません。
多分いま、この番組を見ている全国の男子中高生の「パンツはいてない率」を調査したら驚異的な数字を叩き出すだろうよ。
少年、早くしないとほしのあきの出番終わっちゃっぜ!
こうしてほしのあきはティッシュの消費量を爆発的にあげ、全国のスーパー、ドラッグストアでは「平成の石油ショック」と呼ばれる程の紙不足に…
あぁ…俺もその紙不足に一役かいたいんだけど今日はいいや。もう寝るモードなんだ。ほしのあきさん、ごめんなさい。次は必ず。
あー眠くなってきた…そろそろ寝っペ…
テレビを消して、うつむけになって目を閉じる。

「漂流教室」

♪チャララララララララ
チャララーラ
チャラーララーララー

ケータイの着メロが鳴ってる。銀杏BOYZの漂流教室。
寝そうだったのによ。誰っすか。
なかなかピントが合わない目を細めて画面を見る。

M原


なぬ?


つづく
スーサイドブルース | 20:21 | comments(2) | trackbacks(0)
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